今回はチラチラと見た衆院予算委員会の公聴会に触れてみます。
特に目を引く方、嘉悦大学教授の高橋洋一氏の発言から、言葉を起こしてみます。
趣旨を丸く分割して表すとこんな感じでしょう。
〇 一流大はどの時代であっても就職率はよい
〇 しかし、当大学は雇用状況の影響をしっかり受ける。
〇 ゆえに就職状況は5、6年前はよろしくなかった。
〇 ですが、今やほぼ全員が就職可能となっている。
〇 教師の立場の自身が語るのも変だが、学力の向上があるわけではない。
〇 アベノミクスで失業率が下がった。
〇 学生は自身の実力でないと理解している。
〇 ゆえに、若者の支持率が高い。
ですからね。
聞き取りようによっては、ここだけがクローズアップされる可能性はありますよね。
「はっきり言って、当大学は大した努力はしてないけど、新卒の就職率が上がった。」
「これはアベノミクスのおかげです。」とね。
こうした内容を耳に入れると。
賛否両論というか、反対意見をお持ちの方は結構、激しく反駁すると思います。
ですが、僕はすんなり同意でしょうか。
表立って、大きく語れば、叩かれそうな気もしますけど。
でも、何ごとも比較ですからね。
民主党政権時に比べれば、高橋洋一氏の語ることは正論と思うのです。
さらに、こちらにも切り込んでいました。
「日本は規制緩和が遅れている」とね。
まあ、僕は経済政策、財政政策に関心はあっても。
レベルは関心を持つだけなので、すべてが理解できるわけでもありませんが。
とはいえ、素直に耳に入れられる内容ではありました。
趣旨はこんな感じかと。
〇 五輪開催時、規制緩和が進むのは世界共通のこと。
〇 このままでは恥ずかしい状況になりかねない。
〇 海外の人が多く日本に訪れるけど、ルールが国際標準化していない。
〇 そうすれば、今後の成長が上手くいくのにそうなっていない。
〇 シェアリングエコノミー等がまともに活動できないのは不思議
〇 こういう内容を議論すべき。
この発言から、暗に野党の姿勢を問うている!
そのように映りますし、ということでもありましょう。
また、17日には産経新聞を見るとですよ。
小池百合子都知事は築地に市場を作らないと発言したとあります。
今こそ、様々な障害を取り除くべきということかもしれません。
ちなみにこの日午前中の公述人はこちら。
〇 一橋大学国際・公共政策研究部教授
佐藤主光
〇 全労連雇用・労働法制局長
伊藤圭一
〇 社会福祉法人桑の実会理事長
桑原哲也
〇 嘉悦大学教授
高橋洋一
※ 敬称略
参考までに、質疑は公述後です。
ということで、野党がどのようなまっとうな質疑質問を行うのか。
その結果を、後ほど、ビデオも含めて見たいものです。
ただ、一部の国会議員に公述を本予算成立までの時間稼ぎと語る人もいるようですが。
そうではなく真摯に接してもらいたいことは、多くの人の共通の思いでしょう。
ということで、今回はここまでです。
お付き合いいただき、ありがとうございます。
また、見てください。
では。
*1:『シェアリングエコノミー』・・物やサービスなどを、多数の人たちと共有、あるいは交換利用する仕組み